100年に一度の変革期

タイトルは自動車に関することです。

私は自動車業界で働いているのだけれど、現在よく言われているのがタイトルの内容。

100年に一度の変革期と言われ、車のあり方そのものが変わるのではと言われている時代。

昨今の車の進化はすごいなと目の当たりにしているし、それに伴っての車検制度や整備の複雑化も感じる。

もう車好きな人がドレスアップでエアロを変えたりだとかが気軽に出来ない時代になってきている。

これは衝突防止システムのためのセンサーやカメラが、バンパーやフロントガラスなどのあらゆる箇所に付いている関係。

例えばバンパーを外した際に、センサーの取り付け位置や角度が少しでも適正からずれてしまったらセンサーの誤作動を引き起こす可能性があり、安全性に関わる。

バンパーを付け直したらセンサーの位置や角度をエーミングと呼ばれる校正作業にて校正して、適切に取り付け出来ているかの確認が必要。

でも専用の診断機がないとこの校正作業ができない。なので気軽に車をカスタムしたり出来なくなってきている。

この娯楽が多い時代、不景気な時代でそんな風になったら、そりゃ若者の車離れも加速するよなと思う。

もはやタイヤ交換ですら、ホイールに空気圧を測るセンサーが付いているため、自分で出来ない車も出てきている。

 

スマホの登場で携帯電話のあり方が変わって早10年。でもたった10年前なんですよね、スマホが出てきたのって。

これからその技術が車にもますます取り入れられて進化するし、むしろ現在でもかなり進化してきている。

ちなみに100年前の車といえばそれこそT型フォードの時代。

T型フォードだって出てきた頃にはとんでもない革命的な存在だったであろう。それまでは馬車とかが当たり前な時代だから。

車を所有出来るなんてほんの一握りの上流階級のみ。

それが今や誰でも車を所有出来て、自分の好きな時にどこまででも行けてしまう。

私は北海道の田舎在住だからか、余計に感じる。田舎で社会人だったら一人一台ないと生活できない。

さらにこれからは自動運転になり、事故に合わないよう機械が自動で判断して停止。車線をはみ出さないように検知などをしてくれる時代が来る。そんな時代がすぐそこまで来ているってすごいよね。

 

100年前は蒸気機関車が走っていた時代。

当時は石炭も主流なエネルギーの一つだったろうけど、同じようなエネルギーの変革がまた起こるだろう。

カーボンニュートラルでガソリン車が生産終了になるのはもう避けられないであろうし、ガソリンスタンドがどんどん潰れてしまうだろうとも言われている。

日本のエンジン技術は世界に誇れる技術であるが、これも失われてしまうかもしれない。

蒸気機関車が電車に変わったように、車だってそうなっても何も不思議ではない。

 

自動運転とドローンの技術で運送屋さんもかなり厳しい時代になってくるだろう。

トラックのドライバーとか自動運転技術が発達したら雇う必要なくなるだろうし…。

少し前だと、手っ取り早く稼ぎたいなら佐川急便で働け!とか言われてた気がするけど、20年先まで仕事として残っているのだろうか…。

 

車を愛車として大事に乗っていくって文化も無くなっていくのかも。カーシェアのサービスがどんどん成長しているようだし。

頭文字Dとか好きな漫画だけど、あれが全部カーシェアした車だったら嫌だもんな。笑

「曲がってくれ!俺のハチロク!!(カーシェア)」とか書いてたら。笑

いや、カーシェアの車でドリフトすんな!ってなるよね。笑

 

自動車業界だけをみてもこれだけ多様な変化をしている時代。やっぱり新しい物を常に取り入れる努力をして、変化していくことが大事なんだろうな。これからはますますね。

10年、20年後が楽しみ半分、少し怖い半分だけど、いまから備えていきたいなと思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です