脱力の大事さ

力を抜くのって大事だと思うんです。

日常生活、スポーツ、音楽…あらゆることが普段は脱力して、ほんとに力を込めるタイミングは一瞬だと思う。

ゴルフや野球のスイングもインパクトの瞬間に最大の力を一瞬で込められるよう、最初は脱力した状態から入る。

音楽も1曲の中で全ての音が同じ音量、音数はあり得ない。必ず抑揚を入れたり、ここだ!って場面が伝わるように力の入れどころ、抜きどころがある。

ここで言いたい力を抜くの意味は、サボるという意味ではなく

 

「力を込めたい時に最大限の力を込める為には、力を抜くこと(脱力)も大事だよね」

 

ということ。ジャンプの前には1回屈まないと!的なやつです。

何を当たり前なことを!と思う方も多いかも。でも物事を上手にこなす為にはこの力の入れどころ、抜きどころを意識するのが大事では?と最近日常生活の中でも意識するようにしている。

この脱力の話自体は私がギターを習っていた時に教えてもらった考え方。

ピッキングを習っていた時に

「ピックが弦に当たって ”弦が弾かれた瞬間” に音が鳴るんだから、力を込めるのはその一瞬だけ」

というのを習って。この時に例え話でゴルフのスイングの話とかもされた。ピックの軌道をゴルフクラブのスイングの軌道に見立てて、常に力んだ状態だと綺麗な音が出ないし、最悪弦が切れるよと。ゴルフのスイングも力み過ぎたらボールを上手くコントロール出来なかったり、飛距離が伸びなくなるでしょ?と。この話に当時19歳の私はかなり納得。ちなみにこのピッキングの時の力加減を変えることで音の強弱などをコントロールしていく。

今思うとこの内容って結構何にでも応用出来る考え方だなと思う。

 

昨日の睡眠に関するブログでも書いたサウナ、入浴、瞑想、読書などが現時点で私が脱力効果を体感できている行動だけど、疲労というのも身体や精神の緊張状態なのかもしれない。

疲れ過ぎて「無気力」というのは動けない状態だから脱力とは違う。力を込め過ぎたが故の反動で、その動けない状態で無理やり動こうと頑張るから今度は精神的にも負担になるんだろうな。それで心も病んでしまう人が大勢いる。

何事もやり過ぎは良くない!でももちろん頑張らなくていいという意味ではなく、頑張るべき瞬間ってそんなに連続して長時間でないのでは?と言う話。朝から晩までとか毎日頑張るのでなく

「午前中集中して頑張って、午後は60%くらいで!」

「週初めだから少しずつエンジンかけていくようにしよう」

など、頑張りどきの割り振りをしないといけないのでは?と。

 

仕事してたら忙しくてお昼休憩できない状況とか、脱力している暇がないとか確かにある。

仕事のやり方の改善などももちろんやらなければいけないのだけど、

「昼食後に15分だけ昼寝!」

「少し仕事溜まっているけど、明日でもいい仕事だから今日は早めに仕事切り上げて休もう!」

など適度に自分を脱力させていくことも必要だなと。

 

頑張れることって素晴らしいことだし、頑張ってる人に対して憧れたり、尊敬したり、惚れたりするよね、人間だもの。笑

でも周りから「何事も常に全力で頑張るべき!」みたいな同調圧力というか、強要されてる感覚もある。

時には頑張らないことを頑張ることが必要なのも事実。

頑張るべき時に頑張る為に、頑張らないことを頑張る的な?早口言葉か!笑

いや、頑張らないことを頑張るってのはそもそも脱力とは違うのか…?笑

 

まぁでも

自己研鑽などの自分を高めていく活動

脱力して自分を労る活動

を上手にバランスを取れれば、効率は上がるに決まっているよね。

この2つのバランスを取りながら、自分の人生も良い方向に持っていきたいと思う。

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